線で描く絵画
線で描く絵画は、基本を学ぶ上でとても大切です。 なぜならこの線について知っていないと絵画的表現を 自由に行う事ができないからです。 デッサンから油彩画まで線の表現はあらゆる場面で必要になります。 線による表現から、鑑賞者…
あなたの好きな絵は?
線で描く絵画は、基本を学ぶ上でとても大切です。 なぜならこの線について知っていないと絵画的表現を 自由に行う事ができないからです。 デッサンから油彩画まで線の表現はあらゆる場面で必要になります。 線による表現から、鑑賞者…
絵は筆遣いによって色んな表現を可能にします。 今回は16世紀~19世紀にかけて使われてきた技法の一つ、 ヴェラトゥーラと、20世紀の巨匠たちが用いた技法の一つフロッティを紹介します。 ヴェラトゥーラはティッツィアーノから…
具象絵画は基本的に、「質感表現で違いを描き分ける」ということをします。 質感表現は、なぜそれが必要なのか? どのようにして質感を描き分けるのか? どんな見方があり、どんな方法があるのか? など、制作で何を基準にしていくの…
絵画は各時代によってデッサンに対する考え方が違います。 バロックの時代は線が消えて、ルネッサンスの時代よりも 人物や静物がぐんと画面前に飛び出してきます。 それは光と闇の効果などもありますが、ルネッサンス時代のフラットな…
ホイッスラーは、16世紀の最も独創的な画家の1人であり、 世間の耳目をひく奇矯な人物でした。 アメリカに生まれ、ロシアで少年時代を過ごしたのち、帰国して陸軍士官学校に入学したが、 化学の試験に落第して学校を中退し、絵を描…
グレーズと言えば、グリザイユ画が有名ですし、 グレージングワニスというグレーズに使われるオイルも販売されているほど、 古くから画家たちが使ってきた技法の一つです。 その中でも、特にグレーズ技法を使って活躍した画家たちと、…
絵の下地は13世紀から、もともとは白でしたが、 16世紀のヴェネツィア派によって、下地に有色下地を使うことになりました。 キャンバスを使う時代になると絵画が大型化していき、 下地を有色下地にする方が制作のスピードに適して…
絵を描く人は自分が使う画材について詳しくなっておく方が良い。 画材について詳しい人はいろんな道具を使った経験があるため、 いつ何をどう使うべきか、どの道具が自分に適しているのかを知っている。 絵に詳しい人はさらに道具にこ…
絵画の制作というのは、ある程度の経験によって描く手順が決まってきます。 制作手順は絵によって違いますが、思った通りの手順で描くことが できると絵はスムーズに仕上がる。 絵画の技法を知らない初心者の場合は、どうすればベテラ…
フラ・アンジェリコは若くしてドミニコ修道会に入り、写本装飾によって芸術家の道を歩み始めた。 ヴァザーリの著作のなかでは、世事にはまったく関心を示さず、はじめは宗教に、 次いで芸術に打ち込んだひじょうに敬虔な人間として描か…
バロック絵画の巨匠カラヴァッジョの展覧会が開催されていたので勉強がてら観てきました。 日本初公開のユデットとリュート弾きを楽しみにハルカス美術館へ。 カラヴァッジョの絵は好きでも嫌いでもないので、あまり期待はしてなかった…
絵画と彫刻によるデフォルメは、その時代、時代で議論されてきました。 造形美に必要なデフォルメは、現実の通りではなくて画家の感情と 思想によって自然に生み出されていきます。 正確さに厳しい時代ですら、その作品に画家の考えに…
今絵を描いている人は好きなものを描いて満足していたり、 その逆で、何を描いていけばいいのかわからない人もいると思います。 今の時代はっきり言ってなにを描いてもいい時代ですが、 絵を描く人も増えているため、よく似た絵が増え…
ジョルジュ・スーラは小さな色の点を並べる新しい絵画手法「点描主義」で特に有名です。 スーラは、自尊心はつよいが極端なはにかみ屋であり、 ほとんどの時間をひとりアトリエにこもって絵を描くか、読書をして過ごしていました。 彼…
『大天使ガブリエルは、ナザレというガラリヤの町に神から遣わされた。 ダヴィデ家のヨセフという人のいいなずけのマリアに、 突如、舞い降りた大天使ガブリエルが、処女マリアに受胎告知をする。 戸惑い疑うマリアは、ついに神の御言…
多くの人が絵を描くことや芸術活動を夢見て数年が過ぎ去り、 人生に物足りなさを感じていても、なかなか最初の一歩を踏み出せない。 知らないことというのはそう簡単に始められないもので、 ほとんどの人が自分に自信がなくて夢をあき…
展覧会で絵を観ているいると、 「なぜこの画家の絵は評価されているのだろう?」 と不思議に思うことってありませんか? 一般的な人や初心者からすればわからないことが多いのが絵画の世界です。 ここでは初心者でも理解できる解説で…
画家が使う絵の道具にはいろいろなものがあります。 画材は画家が好みで選び、自分の表現に適している道具を用います。 油彩、アクリル、水彩、パステル、ポスターカラー、鉛筆など、 自由に選べますが、その画材にも各メーカーがあり…
フランシスコ・デ・ゴヤは18世紀スペインが生んだ最大の画家です。 寒村に生まれ、18歳のときにマドリードに出てフランシスコ・バイユーのアトリエで働き、後に彼の妹と結婚しました。 マドリードはスペインの文化の中心でしたが、…
これからは自由社会でアマチュア画家が活躍する時代がきます! プロよりもアマチュアが自由に活躍する時代です。 そんなことが本当に起きるのかと不思議に感じるかもしれませんが、 もうその兆しをみることができます。 ネット社会の…
画家や芸術家には、自分だけに見える美の世界がある。 自由で美しい理想的な世界は、遠い古代文明の時代から自然を模倣したり、 人間の夢を描くことから始まりました。 その世界は神の世界を目指すもので、画家の「奇跡的な美の創造力…
どんな絵にも画家の素晴らしいテクニックを見ることができます。 画家の筆遣いは人によって皆違い、絵によっては不思議な技法も使われている。 画家の高度なテクニックを見た人は、絵画の魔術的な表現で錯覚を起こしてその作品に魅力を…
ボナールは19世紀後半に生まれ、青年期にはナビ派に属し、日本の浮世絵の影響を強く受けている。 第一次世界大戦後には、ルノワールとともに「若きフランス絵画」の名誉会長にも選ばれるほど、評価はたかまり、 「ブルジョワ的ボヘミ…
19世紀のイギリスの絵画革命は、旧来のアカデミズムから離脱した若者たちによって生み出されていきました。 画家であり批評家のジョン・ラスキンによって擁護されたラファエル前派となずけられた若い画家たちの運動は、 イギリス絵画…
趣味で絵を描くだけなら気軽なもので、自由に楽しく描けばいい。 でもプロを目指す人なら基礎勉強からしないといけない。 こ基礎勉強がとても辛くて苦しいものなので、挫折者が後を絶たないのが現実です。 初心者が画家になるまでの道…
今の自分の行動を疑う行為は、さらに上を目指すために必要です。 理想が高い人の場合、常に自己肯定を無意識にしている。 このことが後に大きな成果に繋がるのですが、その逆に今の自分に満足していない人の場合は そのことに気づくこ…
ティエポロはイタリア・ロココ様式を代表する画家でした。 17世紀末にヴェネツィアに生まれ、短期間ながら地元の無名画家に学び、20歳のときに1点の油彩画が公の場に展示されて、一本立ちの画家として認められます。 そのあとすぐ…
自分の特別な才能を見つけることは難しいことだし時間がかかる。 目標を持って行動に移したことが、自分の才能になっていくということもあります。 行動することは何か新しいことにチャレンジするということです。 チャレンジ精神は自…
絵画芸術の色彩は画家のセンスと入念な計算によってなされている。 巨匠たちが描いた名画を見てみるとわかるように、 その作品の色彩はとてもバランスよく配色されています。 デッサンが上手くてテーマや画面構成が優れていても、絵に…
展覧会に行ってもなかなか楽しめない人っていますよね。 付き合いで行ってみたけど、「何がいいのかわからない」と感じる人もいるようです。 別に好きでも嫌いでもなく、「たまたま見る機会があって見る人」と、「評判なので期待して見…