「絵のテーマと表現」は、その人にとってわかりやすい形がある

画家になる時、作家は自分の絵のテーマやストーリーを考えて、表現方法と結び形にします。

絵画スタイルはその人の心の性格や、人生観に関係しているのです。

でも、そう簡単に自分自身を見つけ出せず、表現で悩んでしまうことも多いでしょう。

「絵のテーマと表現」は環境が左右しますし、その人の今の現状により変化します。

自分自身を見つめ、できることからはじめてみましょう。

自分にとって、わかりやすい形を見つけることから・・・

 

「絵のテーマと表現」は形が違うけど伝えたいことは同じ・・

抽象と具象、現代美術と古典絵画とか自分のスタイルはどれ?

まず、ここのところで、画家を目指す人は悩む人は多いかも・・・

絵を描くきっかけはみんなそれぞれ違います。

ある人は印象派のモネ、ある人はルネッサンスのフラ・アンジェリコ、ある人はシュールリアリズムのマグリット、ある人は抽象画のマーク・ロスコ

など影響をうける画家はさまざまです。

 

 

でも勉強をしたり、いろんな展覧会や個展会場でいい作品を初めて見たとき、

こんな表現も、方法も、考え方もあるんだな~と、あたりまえですけど影響をうけます。(影響うけない人は問題ない人)

ここで自分が何をしたいのか、何をどのように表現したいのか考え、迷ったりして目標がぶれたりします。

どの表現も魅力があり、素晴らしいのですが、作品で自分を表現するのは簡単ではありません。

 

「絵のテーマと表現」はそれをやってみたいか?・・で決める!

あこがれても、描き続けて行けなければ、それは自分には向いていない表現である可能性が大きかったりします。

見るのと描くのとではまったく違うのです。

でも、そこから一つでも学ぶことはあると思います。

決して無駄にはなりません。

絵画は、見れば見るほど絵がよく見えてきますし、どこがいいかわかってきます。

抽象画でも、宗教画でも、作者の精神的なレベル、筆使いや絵肌、メチエのちがい・・などたくさんありますが

表現方法は違うけど、「伝えたいことは同じなんだな」と感じることがよくあります。

現在は表現するのが自由になったぶん、ジャンルが多いのも悩むところですね。

 

「絵のテーマと表現」は自分がそう思うのであればそれが真実である!!

本当に心が動くことでなければ、形にするのに時間がかかります。

よく「これが自分の夢」と思い込んで、実はまわりの人たちの価値観で押し付けられたものだったりします。

自分が感動してスタートしたことでない場合、イメージした時感情が薄いのでどんなに考え続けても制作にいきづまります。

結局自分が作品を描いて幸せを感じるかどうかで「絵」が決まるので、他人からどう思われるかなんて関係ありません。

・他人から評価が0でもそれをしたいと思えるか!

・それを描いて楽しいか!

・制作途中もワクワクできるか!!

・それを形にしたら、さらに表現力が広がるか!

を考えて制作すると、今の夢が本当に描いていきたいものなのかがわかります。

 

「絵のテーマと表現」は、その人がそうゆうストーリーを作れば、それに沿ったように物事は動いていきます。

自分の描きたい夢は、自分が描くとゆう行動に移してはじめて実現します。

作品を描くといって、なかなか描けない人もいるのですが、方法はたくさんあるはずです。

(僕も最初は自分の思いをなかなか描けませんでした)

まずは自分の夢のストーリーを想像してみてください。

それは人ですか?、模様ですか?、風景や色ですか?

一つでなくても、組み合わせてあなたの夢のストーリーを形にしていきましょう。

 

「絵のテーマと表現」を作るときは自分の限界を作らない

まずは、あなたの気が動いたことだけで表現してみる!

たとえば紙に、鉛筆で自分の描きたいタッチで形を描いてみたり、色だけで表現してみたり、下地、マチエールから作ってみるとか・・・

イメージができたらとりあえず、使いたい画材を選んで描いてみることです。

描いていて自分の思っている結果と違ったときは、画材を変えてみるとかしていくと自然にいいかんじで解決します。

画材や描くものにも好みがあるはずなので、いろいろ試してみましょう。

たとえばキャンバスで描いてなにか違う、にじみを出すには和紙がいいとか・・

油彩なら厚紙でもOKです。

絵筆じゃなくて油性ペンや色鉛筆だったり・・

絵画表現で夢を実現するには、いろんな方法があるので、わざわざ限界を作らないようにしましょう。

自然の流れにまかせていると、自分でも想像していなかった方法で描いているかもしれません。

表現実現の道のりは「どんなことが起こるか、どんな作品になるか、あとのお楽しみ」です。

あなたが描きたい夢はベストなタイミングで実現します!!

 

まとめ

絵画制作は計画的にできればいいのですが、初心者にはキツイ問題も多いと思います。

まずは、基本を学びつつ、平行して自分の思い描く世界を形にすることが重要です。

抽象でも、具象でも、イラストでもみんな同じなので、小さなものから始めていくことで十分!

いろんなものを見たり、いろんな経験をしたりして自分の感性をみがいて行けば、あなたの美意識が反応するので自然に描けるようになると思います。

まずは、好きな分野から始めてみて、楽しむことが大切です。

苦しい方法は続きません。

・絵画の変遷とその背後

・今よりもっと上達するための油絵講座「鳥を描く」

・最終的には自分流を目指そう!!

・「ヴェラトゥーラ」と「フロッティ」2つの技法を解説!

・自分用の制作マニュアルを持とう!

・圧倒的な美の世界を創造しよう!!!

・絵のテクニックとバランスは大事!

・自己肯定していくと早く成功する

・チャレンジし続ければ必ず結果を出せる!!!

・人は価値ある絵にお金を払う!!!

・画家は「本質を見抜く力」が必要だ!!

・絵画に必要な「4つの美」

・絵を描き続けるには強いメンタルが必要!!

・絵画の「テーマ」と「ストーリー」どちらも大切

・自分の感覚と感性を大切にして絵を描いていこう!

・「モナ・リザ」と「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の衝撃の真実!!

・思いつくビジョンは真実を伝えている

・素直な人ほど伸びる絵画の世界

・絵が上手くなるコツはある

・自分が「本気でやりたい」と思うことはやっていい!!

・「名画」を見て「観察眼」を鍛えよう!

・自分のモチベーションを高める工夫をしよう!!

・「頭で考える」より「心で感じる」方を選んでみよう!!

・絵が売れた話

・自分の美の価値を他人と比較してはいけない

ABOUTこの記事をかいた人

画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。