「絵の評価が高い人」のタイプの要素は5つある

展覧会で絵を観ているいると、

「なぜこの画家の絵は評価されているのだろう?」

と不思議に思うことってありませんか?

一般的な人や初心者からすればわからないことが多いのが絵画の世界です。

ここでは初心者でも理解できる解説で、絵画の評価基準を説明していきます。

 

あの絵の評価が高いのはなぜ?!

画家の特別な才能と評価

画家にはそれぞれ特別な才能がある。

その独創的な才能を上手く表現できていると、作品への評価は高い。

絵の評価の基準は展覧会によってさまざまですが、

絵画として優れている作品は鑑賞者の心に響くものがある。

画家の特別な才能は、多くの経験の積み重ねによって生まれるものです。

 

作品としての説得力

画家の思想と理想がテーマの軸になっている作品は

説得力がある絵に仕上がっている。

その説得力ある表現は表面的なことだけでなく、

鑑賞者にも通じる何かが隠されていたりします。

それを感じ取り絵の本質を見た人は、作品を高く評価するのです。

 

絵画としての魅力

絵画的に上手く描けていることと同時に、作品の魅力というものも大切です。

絵の魅力は画家の魅力でもあり、その作品で画家の心理や人柄までもイメージさせます。

画家は「自分の作品の魅力」は何処にあるのかを探究していくことはとても大切です。

 

自分の才能を見つけ出す

誰にでも特技はあるもの

絵を描き続けていくと、必ず自分の得意なことや長所に気づく。

絵を描き続けていくと、自分は何が上手くてなにが

苦手なのかを必ず知ることになります。

得意なことに眼を向けると、自ずとできることや目指すことが見えてきます。

苦手なことを克服するのも大事なことですが、特技を活かして活躍することを

考えると早い成果を出すことに繋がります。

上手くできることに集中することは特技を磨くことになる。

 

描き続けると実力が見えてくる

自信と経験

大切なのは自分の絵に自信をもつことと、

沢山描いて多くの失敗と成功を繰り返すことです。

沢山描いて、小さな経験をすることで、

貴方は自分の絵に自信を持てるようになります。

 

イメージトレーニングで安心感を得る

多くの小さな成功は、自分の理想と目標がはっきりしているときに起きます。

イメージトレーニングは実践に上手く活用できる方法の一つです。

描きたいものをイメージして、それを上手く描く手順をシュミレーションする。

確実にイメージトレーニングできるようになれば、貴方は安心して

実践でも失敗を恐れずに絵を描くことができるようになります。

描く手順を覚えたり、絵画の確実な方法論を覚えることが

イメージを明確にするヒントとなるでしょう。

 

 

絵の評価が高い人の5つのタイプとは?!

1・素描が上手いタイプ

素描やデッサンが上手い人はとても有利です。

このタイプの人は一般的に若い頃から評価が高くて

優秀な画家として認められています。

絵画の基本をしっかりマスターしているので、

技術的なことを武器に活躍していくことになります。

 

2・色彩感覚とバランスに長けているタイプ

絵画芸術でとても大切なのが色彩感覚です。

絵画の全てのバランスは、色の使い方と配色によってなされる。

このタイプの人は絵をとてもイキイキしており、

美しい色彩で多くの鑑賞者の心をを魅了します。

 

3・奇抜なアイデアや独創性を持っているタイプ

まだ誰も見たこともない絵画を描くのは難しいことです。

このタイプの人は、独自の世界を持っていて誰も気づかないことに眼を向けています。

頭がいいというか、考えている方向が一般的常識から外れたところにある。

自由な発想は、未来性や時代性を先取りしているので、

一般的な評価より専門分野で注目される。

 

 

4・絵画の構成能力がすごいタイプ

絵画の構成能力に優れている画家は、大作を得意としていきます。

大胆で明快な頭脳を持っているため、小さな世界では収まらないタイプです。

小さな作品から大きな作品まで、器用に描く能力があるのでとても人気が出やすい。

実践的で数をこなすタイプなので展覧会で目立つ存在でもある。

 

5・絵に魂を込めるのが上手いタイプ

どのような絵にも画家の魂はこもるものですが、

それほど上手くなくても、心を籠めることが上手い人がいます。

このタイプの人は、ヘタウマな人が多くて専門家や批評家好みの絵を描く傾向がある。

テクニックを身につけていると、より評価が高まり早い成功もあり得ます。

美的センスもあり、絵を自由に描く才能がある。

 

自分はどのタイプの画家なのか

どのタイプ?

1~5のタイプの中で貴方はどの才能に当てはまりますか?

初心者は今はまだわからないかもしれませんが、

絵を描き続けていくと必ず自分の長所に気づくようになるでしょう。

まずは、長所と短所を見極めることから始めてください。

 

 

タイプを組み合わせる

1つの才能だけでなくて2つ、3つと、才能がある人もいるのではないでようか。

タイプの組み合わせで貴方はどの分野のどの絵画を描いていけば

今後活躍していけるのかを知ることができます。

多ければ多いほど活躍の場は広がっていくことになりますし、

それをさらに選ぶこともできます。

 

方向性が見える

自分の才能はどれに当てはまるのかをしっかり把握しておくと、

今後の目標と自分の夢を明確にするきっかけになると思います。

長所を生かして短所をどう補うのかをじっくり考える余裕も出てくるでしょう。

もっとすごいことは、短所を長所に変える実力をつけることです。

するとさらに貴方の活躍の場は広がっていき、

作品も素晴らしいものになるにちがいありません。

 

自分の能力が「画家としての才能を開花させる」ことになる

自分の才能を上手く使って描いていこう!

自分の才能というものは、自分でははっきりわからないこともあると思います。

ですが、沢山の絵を描いて経験していく中で、自分が「得意とする何か」に気づけるはずです。

研究を重ねてもダメな分野と、繰り返し描いて上手く解決していく分野は必ずあります。

苦手意識はなるべく無くすと同時に、得意なことを集めて何かを描いてみましょう。

そこから、自分の好きな世界を見つけ出して独創性を出していく。

 

間違いがない道を選ぼう!

あれもこれもただ思いつきで描いていくだけでは、

なかなか自分が思うように成果は出ないものです。

なぜなら、そこには自分の得意な技術と才能がうまく

作用していないからです。

まずは、自分の長所と描きたいテーマに合わせた

目標を掲げることが大切です。

自分がどの分野で才能があるのかをしっかり認識してから

活躍したい道を選んでください。

そうすることで、貴方は普通に動くよりも

数倍もの速さで成果を出していくことができる。

 

まとめ

今まで普通のことをしても絵が上達していない人は、

もう一度描いた絵から自分のいい部分を見つけ出してみましょう。

貴方には必ず隠れた能力と才能があるはずです。

得意なことに集中して意識していくと、

少しずつ自分の良い部分が目立ち小さな成果が出てきます。

常に探求心を持ち続けて、諦めずに継続することを忘れないでください。

・絵を「才能」だけで描いていける人になるには・・・

・油彩の薄塗りとスフマート

・絵画の質感表現とは・・・

・油彩画の「有色下地」で色の深みを増すには・・・

・今、絵画に求められているものとは・・・

・自分の苦手意識を克服してこそ画家になれる

・画家は絵の道具にこだわるべき?

・圧倒的な美の世界を創造しよう!!!

・ラファエル前派の魅力

・「ボナール」波乱を知らぬボヘミアン

・これからはプロの画家よりも、アマチュアが活躍する時代!!

・圧倒的な美の世界を創造しよう!!!

・チャレンジし続ければ必ず結果を出せる!!!

・絵画で大切なのは色彩!

・感覚的に見ている絵画世界

ABOUTこの記事をかいた人

画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。