『油彩とアクリル』貴方に合うのは・・・??

絵を描きたいというとき、貴方はどの画材を使いたいですか?

いろんな画材の中でも、いちばん使われているのが油彩とアクリルです。

ポルタ―カラーや水彩絵具も人気ですが、大きな絵を描く場合この2つの画材を選ぶことになります。

でも、この二つの画材の違いや性質など、どちらが自分の絵と性格に適しているのかわからない人が多い。

今回は、人気の油彩画とアクリルの二つの画材の特徴を紹介していきます。

 

油彩とアクリルの違い

油彩画とアクリル絵具はよく似ているようで、まったく違う画材です。

油彩は絵具を油で溶いて使い、アクリル画は水で溶いて使います。

油彩画は樹脂や乾性油、揮発性油などの自然素材を使いますが、アクリル画は東洋ではなじみのある水と人工樹脂を使う。

油彩画は600年前ほどに考案されて作られ、ヨーロッパ美術の伝統がありますが、アクリル絵の具はまだ開発されて40年ほどしか経っていません。

どちらもキャンバスに描き、厚塗りができる画材です。

学生の美術クラブなどでも愛用されている二つの画材ですが、絵の仕上りの質感は少し違う画面といえる。

 

油彩画の特徴

油彩画のメリット

油彩画のメリットは、なんといっても美しい画面の質感や、独特のもっちりした絵具の量感にある。

高級感ある絵具は乾性油で煉られており、油のきらめきが美しい。

樹脂による丈夫な画面は何百年と耐久性があり、世界でいちばん丈夫な画材として認められています。

溶剤の調合により、いろんな絵肌や描き方が可能になり、幅広い表現者に愛用されています。

油絵の具は自分のこだわりによって、あらゆる技法が使える。

特に油彩画は、乾かないうちに画面上で絵の具をまぜて、一気に仕上げるという技法を使うことができる。

乾きが遅くじっくり描けるのが特徴だが、溶剤やメディウムで乾燥速度を自由に調節して制作していけます。

 

油彩画のデメリット

油彩画のデメリットは、「油の臭い」です。

この絵の具と油の臭いが好きな人にはいいのですが、嫌いな人にはたまらないようです。

家で描く場合、家族の了解を得ないと問題になることもあるので、絵を描く部屋を選ぶ必要がある。

あと、油彩画には溶剤と技法の知識が必要です。

最初は、簡単なことから始めて楽しむことで、自分の描きたい技法を選ぶようにすると良い。

 

アクリル画の特徴

アクリル画のメリット

アクリル画のメリットといえば、なんといっても水で描けることです。

片付けも水で簡単にできますし、特に臭いがありません。

描いてすぐに乾き始めるので、次々に作業がはかどるのが人気の理由です。

油彩よりは少し値段が安いことと、人工顔料によるポップなカラーの色彩が美しい。

いろんな溶剤やメディウムを使うと自由な画面に仕上げることができるので、ミクストメディアの表現にはアクリルが良い。

耐久性にも優れており、100年はもつようになっています。

 

アクリル画のデメリット

アクリル画のデメリットは画面の質感が、人工的で少し安っぽく見えます。

これは人によって気にする人と、気にしない人に分かれ、描く技法によって違うでしょう。

油彩に比べると絵の具が薄く塗り重ねて、深みのある色を出していく。

表現によっては溶剤やメディウムを使う知識が必要なのと、絵具の乾きが早いので筆の管理に気を使う必要があります。

乾くと筆やパレットが固まり、こびりつくと掃除に苦労するので、使い捨てのパレットや紙皿などがよく使われている。

筆は水につけておくか、乾きを遅らせる溶剤を使う。

 

自分の感覚に合うのは??

画材を決めるときは、自分の理想の絵の表現に合わせる必要があります。

もちろん環境も大きく関係してくると思います。

・忙しくて絵を描く時間を短縮する

・描ける部屋に限界がある

・絵具の感覚

・質感へのこだわり

・手軽な表現

・技法

・じっくり取り組む

など、そのひとの考えと生活環境が大きく影響してくる。

でも、大切なのは、自分が描き続けたいと感じる画材を選ぶことです。

 

どちらもいい画材

油彩とアクリルどちらも良い画材で、大作から小さなサイズの作品まで幅広く描くことができる。

どちらを選ぶかは、自分が思い描く作品と相談しないといけません。

絵のマチエールや筆使いで、表現可能な画材を選ぶべきです。

自分の絵にこだわりを持って、自分の腕と生活環境なども考えて慎重に選ぶようにしましょう!

 

まとめ

油彩とアクリルの違いは簡単ですが、実際に描いてみないと違いは分かりにくいかもしれませんね。

できれば、体験などをしてから購入する方がいいと思います。

自分の生活環境に合わせて制作することになるので、そのことも考えて自分の感覚と理想の絵に合う画材を選ぶようにしましょう。

他にも、テンペラ画、ペンとアクリル、ガッシュ、パステル、オイルパステル、透明水彩、水彩色鉛筆など、いろんな画材もあります。

自分のアイデアと画材の可能性を見つけることで、新たなスタイルの作品を生み出すことができるかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

テソン

画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。