アートの制作にはインスピレーションが大事だと言われています。
巨匠たちは、誰もまだ考えつかなかったことを、誰よりも早く表現しました。
それには、自然にワクワクする何かがあったからだと思います。
よくあることは、心で感じることよりも、頭で考えることを優先しまっている人が多いと思います。
やはり、頭で考えることも大切ですが、心で感じることはもっと大切ではないでしょうか。
「アート制作」は心が楽しいと感じることをする。
人は誰でも、自分の本音に忠実に楽しいことをすれば、意識しなくても自然とレベルアップに結びついていきます。
アート作品を作るときも自分が思いついたことを、楽しみながら制作するとどんどん前に進むことができる。
なんだか気分がいい時、優しい気持ちになる時は本音で心が喜んでいるときです。
そういう気持ちの時は自然に絵のイメージがわき出てきます。
「あんなふうにしよう、あんなふうになりたい、あんなことを目指そうと思っている・・・」
しばらくすると、自分の気持ちを全部満たした、望み道理の状態が近づいてきていることに気づきます。
ピンときたことや、「これいいかも!」と思ったこと、今の自分にできることはすぐに行動に移しましょう。
これって大事だと思います。
ピンときたその時に動けば、ピンと来た時の情報を100パーセントの鮮度で生かすことができるので、その先も100パーセントの力で展開していくからです。
『アート制作は思いついたときがタイミング』というのは情報は生ものと思い、できるだけ早く行動に移したほうがその効果を実感することができるからです。
数日後にすれば数日後なりの効果に薄れていく。
そこかれ夢が広がる場合もありますが・・・
ところが、情報が多いと夢を大きくかかげてしまい、無意識に自分の追いつめが始まったりします。
・今日はちっとも進まなかった
・雑用に邪魔されて集中できなかった
・頑張っているのになかなかうまくいかない
・決めた時間に間に合わないかもしれない
・宣言した以上、もっと頑張らなくては
この時一番残念なのが、自分自身の気持ちが落ちてしまうことです。
はじめはあんなに盛り上がっていたのに・・・
それが続かない、なぜだろう・・・・
これがしらないうちに一番自分をがっかりさせることなのです。
気持ちがその気になれば動くのは簡単ですが、思いついたときの気持ちを長く維持するのが一番大切ですね・・・
それがいちばん難しい。
問題としては自分に負ける、という部分かもしれませんね・・・
「アート制作」は自然の流れにまかせる
いいアイデアなのになぜかうまくいかない・・・
そんなとき人はがむしゃらに頑張ってしまいます。(根性描きで何回も失敗をくり返すなど・・・)
そんなときは、下がった気持ちを無理に盛り上げる必要はないと思います。
本当に好きなことはまた気持ちが復活するし、人にはその時の波がある。
波に乗れるまで待つと、そうしている間に必要なアイデアが集まってくるので、それも含めて予定通りなのです。
その途中の時間こそ、必要なことを引き寄せている時間です。
たとえば形にしたい夢があるとき、自分の本当に望んでいるものがわかってきたり、具体的なイメージが固まってきたり、予定とは違う方向から必要なものが集まってきたりする場合もあります。
なかなか制作が前に進まない時期は、それをひとつひとつ拾って集めている時期なんです。
ピカソやマチスもそうしていたはずですよ。
だからこの時期に焦らないこと、すぐに答えを出して、自分で自分の気持ちをしぼませないことが大事です。
途中経過を純粋に楽しんでいると、最終的に自分の望んでいる状態がすぐそこに来ていることに気付くはず・・・
「アート制作」で悪い時期が一生続くことはない
なんだかうまくいかない時に、いいタイミングが来るまで待ってみるのは心もとないかもしれませんが、ほとんど物事がうまくいかない時期がやってきても、それが永遠に続くことはありえません。
アート制作でなにをやってもうまくいかない時や、思いもかけないような結果になった時、人はズーンと落ち込んで、もう一生これから抜け出せないんじゃないか、と思ったりします。(僕もこれでよく悩んでいました。)
ても、永遠に変わらない状況というのはありません。
どんなに頑張ってもうまくいかない時は自分の直感を信じましょう。
直感は自分に必要な情報です。
だから迷ったら直感と本音で動くのです。
「なんとなく思いついた=ひらめき」であればその時こそあなたにとってのいいタイミングなのです。
まとめ
絵画制作でアイデアのひらめきなんて、ほとんどタイミングです。
思いつくことをすぐに実行に移すことは大切ですが、あまり自分がポジティブになりすぎないようにバランスが大切です。
平常心を長く保てる人は、絵画制作が上手い人です。
人にはやる気があっても、うまくいかない時がある。
マイペースでじっくり取り組むのがいちばんの早道かもしれません。