自分の美の価値を他人と比較してはいけない

美の価値というのは人それぞれ。

自分の美の価値を、他人が理解するには時間がかかります。

自分が他人の美の価値に共感を感じたときは、自分の価値と比べてしまいますよね。

でも、まったく違う素晴らしいものに出会った場合でも、自分の美の価値と比較する必用はありません。

人によって美の価値というのは、人生の環境や自分の感性で感じたことを選んできたものだと思います。

美の価値感というのは、その人の人生観そのものと考えてもおかしくありません。

美的センスとはまた違い、その人の「美的価値」は人間の人格にまで関係してきます。

 

美の価値感は人によって違う

美の価値の共有

一般の人が「美の価値」について、考えることは少ないかもしれません。

美に携わっている人は、必ず考えたり悩んだりしますが・・・

人間の美の価値というのは、人によってまったく違うものですよね。

同じような感覚の人がいても、すべて共通することはほぼありません。

ですが、他人の美の価値に気づいてた人は、その価値を手に入れていきます。

自分の美の価値の一部を商品にしている場合、その価値に気づいた人は購入する。

これが古代から人間が行ってきた、美の価値の共有です。

人々はそこから新たな美の価値を取り入れて、自分の「美的価値」の一つにしていく。

 

他の美の価値について考えてみる

「他人の美の価値と、自分の美の価値は何が違うのか」と、考えることはあると思います。

美しい絵画を見たとき、「自分が描く絵との美的な違い」に大きなショックを受けるというケースは、一度は経験しているのではないでしょうか。

「なぜあの人はあのような素晴らしい美的センスがあるのか?!」とか「このような角度からの美的価値を表現できるなんて信じられない」なんて、驚ろかされたことはあるはず。

人間の美の価値やセンスは、一度に取り入れられるものではなく、自分が興味を持って選んできた積み重ねやヒントから生まれます。

自分が自然に取り入れて、選んできたものを描いているわけですね。

生まれついての感性もありますが、環境や自分の興味の度合いによって追求された結果でもあります。

 

美の評価と価値観

自分の美が評価されている人は、それま選んできた美の価値を信じて取り組んだ結果です。

そのような人は、見えない苦労や努力をしてきたリ、独自に活動したりと大変な思いもしています

人によって、人生経験が違うように、美的価値も同じように変化します。

それは自分んが見てきたものに、価値を見いだすことで作られていく感覚です。

 

 

他人と自分の美の価値と比べない

他人の美の価値の素晴らしさを賞賛する

他人の美の世界から得るものはたくさんあります。

もし、自分の感覚と正反対だったとしても、良いものであればその美を賞賛しましょう。

新たな美を体験することで、あなたはさらに新しい美を生み出すことになるからです。

 

他人と自分の美の価値をついて比べる必要はない

自分の絵と他人の絵を比較して落ち込む人もいますが、落ち込む必要はありません。

他人の美しさに憧れるのことはありますが、他の誰かもあなたの作品を見て憧れたり、落ち込む日が来るからです。

自分の中の美の表現ができるようになるまで、時間がかかる時もあれば、すぐに表現できてしまう時もあります。

まずは、日ごろの生活の中で、自分の美意識を鍛えることを始めていきましょう。

 

今の自分の美意識は、過去の自分の人生で得た感覚

今の自分の美意識は、過去の自分が選んできた結果です。

自分の人生の一日一日に自分がベストだと思って選んできた結果的な感覚が、現在の自分の美学に発展したということ。

過去にこだわる必要はありません。

美意識は常に鍛えることができますから・・・

これからは未来の自分のために美意識を鍛えて、より良い美を選んで行けばあなたの美意識は今よりはるかに高いレベルのものになっていることでしょう。

そして美の価値も変化して成長していきます。

 

自分の美の価値は自分がよく知っている

自分の美の価値は何処にあるのかを考える

自分だけの美の価値は貴重なものです。

自分だけの美の価値を持っている人は、アートの世界で活躍することができます。

その美を上手く作品で表現出来ればいいのですが、多くの人はそれがなかなかできません。

自分の美の価値に気づいているなら、まずは「その価値は何処にあるのか」をよく考えてみることから始めてみましょう。

どのような方法で表現すれば、その価値を多くの人が感じることができるのかを・・・

 

自分の美の価値は、自分の人生そのもの

人間の美の価値というのは、人生そのものの夢の塊です。

自分が生まれたときから死ぬ時まで、たくさんの美に関する経験をします。

人間の人生で感じた美は、いろんなところで体験する。

その美の価値の一部は、自分の職業になっていることが多い。

 

自分の美の価値をうまく表現できるように工夫しよう!

自分の美の価値を表現するには、今はいい時代だといえます。

カメラや動画があり、SNSもあり、あらゆるものを表現して、世界に発信できるシステムがそろっている。

ですが、表現の差別化がなくなりはじめると、自分の美の価値にそれほど価値を見いだせないかもしれませんね。

いかにして自分の美意識を引き出して、自分だけの美を価値があるように表現するのかを、工夫する必要があるのではないでしょうか。

 

美の可能性は無限

自分の美の価値に自信を持とう!

自分の美について過小評価する必要はまったくありません。

美意識を鍛えていけば、美の価値は上がり続けます。

今は自分に自信がない人でも、積み重ねていくことで後に大きな価値を生み出しているかもしれません。

美の価値は、人間の一生涯を費やして出来上がるものです。

その独特の美の価値は、知らない間に育てられているのです。

 

自分の美の価値に関心を持ってくれる人は必ずいる!

自分の美の価値に他人が気づいくなんて思わないかもしえませんが、あなたの美に共感を抱いている人はいるかもしれない。

今はまだその時ではなくても、自分の美学が出来てくると、あなたの美の価値に関心を持つ人は必ず現れます。

あなたの美の価値に気づいてくれた人は、あなたと同じような美の夢を持っているかもしれません。

 

自分の美の価値を広める準備をしよう!

自分の美学が出来ているなら、その美の価値を多くの人に見てもらえるように広めてみませんか?

時代の流れにより、誰の美が評価されるのかはまったくわかりません。

今までの常識を覆す表現をする人もいれば、過去の美と現代の美を合わせ持った人もいると思います。

自分の美意識を信じて、何か表現してみることで、あなたの人生が大きく変わるかもしれませんよ。

どのような表現でもいいので、自分の美の価値を広める準備をしよう!

 

まとめ

「美の価値」という難しくて、ややこしいお話でしたが、これは自分の美の母体で誰もが持っている感覚です。

根本的に人の美への関心や興味から来ているものです。

この多くの価値感から、自分の好きな美の分野が生まれ自分の美意識が反応していくわけです。

関心がまったくなく、興味がない場合人は「何も感じない」ということがよくあります。

これは美意識が働いていないためです。

価値をまったく感じない美には、美的感覚がそれほど反応しない。

でも、美意識を学ぶことで、価値を見いだせなかったものでも、だんだん理解できるようになっていきます。

何事も、必用ないと思ってしまうと人は関心を持たないので、まずは新たなことに好奇心を持つことが大切だと感じます。

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画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。