絵を描いていくには、自分の感覚、自分の感性を大切にすることです。
人間の感覚というのは人それぞれで、画家の感性も独特のものになる。
でも、最初は自分の感覚と感性に自信が持てないこともあると思います。
画家を目指し、絵を描き続けるには、感覚がどのようなものか、
自分にはどのような感性があるのかを知っておく必要があります。
自分の感覚で選んでいこう!
絵画芸術を自分のものにしていくなら、自分の感覚で全てを選んでいかないといけません。
人生と同じく、絵の世界では、自分の芸術に必要な関心事を把握していかないといけない。
それは、誰かが選んであなたに与えるものではなく、画家になる自分自身が選んで決めていくことです。
日常生活のなかで、自分が感じたことや、芸術に必要と感じたこと、歴史から得た知識などからも全てを、自分の感覚で選んで選択するのです。
人と違うものに関心があるから、古臭いから、美しくないから、などの人と違う感覚で何かを選んだとしても、それが正しいとか正しくないとか考える必要はありません。
今、それを選んで、感覚が違う、古臭い、変な方法だ、などの言葉を聞いても気にしないことです。
今、たとえそうであれ、数年後、数十年後、貴方のその感覚が時代の最先端になっているかもしれないから。
絵画の世界では、人の感覚に無理に合わせる必要はありません。
自分の感覚を信じて、自分の感じるものを選んでいきましょう!
貴方の感性は自分だけのもの!
無意識的に印象を受け入れることは、人間の本質的な能力の一つです。
その感覚に伴う感情は、自分の美の判断には欠かせない能力なのです。
自分の感性を信じれない人は、絵を描いていくことは非常に難しいとされている。
美意識の基本は自分の美の感性をみがいていくことです。
それは、人間に与えられたもののなかでも優れた意識であり、誰もそれを変えることはできない生れつきの感情です。
だから、貴方は自分の感性を大切にして、それを絵画に活かしていかないといけません。
貴方の感性は自分だけの大切な宝と考えてください!
自分の感覚と感性を信じて大丈夫!
今はまだその感覚や感性が未熟でも、人生を生きて学んでいくことで素晴らしいものになります。
特に絵を描いていくなら、芸術全般の知識を自分の感覚で感じ取り、それを自分の感性で表現していくことになる。
美の感覚を鍛えるばかりでなく、日常生活で人として社会や文化からも多くを学んでいかないといけません。
それはすべて絵に現れることにもなり、自分の感性でまとめて表せるように訓練していかないといけない。
この世で、自分とまったく同じ人間なんていませんから、あなたは貴重な存在でもあるのです。
画家として自分の感覚と感性に自信を持って学んでいきましょう!
自分の長所に目を向けて、感覚と感性を成長させていこう!
自分が選んだものが、自分に適しているとは限りません。
でも、自分の感覚で選んでいるものには、あなたに必要な何らかのヒントや役割があると思います。
それを見極めるのも自分の感性です。
自分自身を知ることは、絵を描いていく上でとても大切なことです。
自分のなかに眠っている才能を見つけるには、その長所に目を向けることで能力を開花させることができます。
出来ないことにばかりに目を向けるのではなく、出来ることをのばしていけばそれなりの成果を出すことが可能です。
出来ていないことも同時に頑張る必要がありますが、出来ること(得意なこと)を前面に出していくことで自分の感覚と感性をさらに成長させることができるのです!
まとめ
絵を学び始めた人たちが、自分の感覚や感性を信じられず諦めて辞めてしまう。
僕はそのような人を大勢見てきました。
自分の未熟な感覚と感性は、他人と比べることで自信を無くしてしまうのです。
みんなスタートラインが違うので、早くから自分の感性を磨いている人との差があるのは仕方がないことです。
ライバルと考えず、違う感覚を持っている人の世界観と感性の捉え方や、考え方の違いなどからなにかを学んでいくようにしましょう。
・絵が上手い人たちは、学んだことを時間をかけて実行している!!!
・人物画を得意とした巨匠たち(ティッティアーノ、ベラスケス、グルーズ、ルブラン)