画家が絵にすることには、深い意味が込められていることがある。
特に現代の美術では、社会的な問題から世界情勢と自然環境について多くの問題がテーマとなっています。
作品に描かれる絵画は、画家が体験して見た現実を独自の表現でアレンジを加えて描かれている。
全てに関する情報に目を通している現代人は、物の本質について深く考えることがあまりないように感じます。
でも画家が絵を描く場合は、深く掘り下げて「本質を見抜く力が必要」になってきます。
本質を見抜けない人は、どうしても遠回りすることになるからです。
自分の目指す世界の本質とは?
貴方はもう自分の道を決めていますか?
画家になるにはどのような世界を描きたいのか決めないといけません。
もう決まっているなら、その世界についてすべてを理解出来ているでしょうか?
表面的な世界は、見たままならすぐに理解できる。
ですが、その世界の深い本質というものは、見えないとさらに次の世界が見えてきません。
外見的に理解できていても、本質的な部分を見抜けない場合は、その世界の外側しか描けないことになってしまいます。
本質を知るには、その「本質を見抜く力」が必要なのです。
「本質を見抜ける人」は画家として加速する!
描く世界の本質を見抜くにはその世界の全てを知って、そこから新たな世界をさらに掘り下げて考えてみることです。
掘り下げてみると、見えなかって部分が見え始めます。
作家としての自分という軸に合わせて、その世界で自分に必要なことを取り入れていく。
選んだことは自分の考えと一致することや、疑問があってもそのことについて描きたいという欲求がうまれます。
そのようなことをくり返すことで、あらゆるテーマで作品制作が可能になって画家としての試練を感じるようになるでしょう。
次々と浮かぶアイデアが貴方の心を燃え上がらせて情熱がメラメラと湧いてくるはず!!
ここからが、貴方が画家として成長していく第一歩なのです。
「見抜いた本質」をさらに探求する!
自分が見抜いた世界の本質には、さらなる広い世界が広がっていくでしょう。
その本質をさらに追及することが、自分の絵画を描いていく上での使命だと感じてくる。
その探究心は新たな世界を世に発表するきっかけになるかもしれません。
まだ誰も感じたことがない感覚でその物事を捉えて描き出す。
これが画家の仕事の一部であり、素人画家たちと違うところでしょうか。
自分の精神レベルを上げていくことで、普段見ていることでも自然と深く見えていく世界。
それを自分の絵筆に込めて描くことこそ、真の画家を目指す人たちの理想です。
探求心は画家を成長させ、さらに素晴らしい絵画世界を創り上げることになります。
実力をつけたいなら「一つのことに集中する!!」
作家というものは一筋縄ではいかないもので、いろんなことに気が向いてしまうことがよくあります。
ですがここで大切なのが、「自分の最も関心があるテーマに集中」することです。
いろんな絵を描きたいとは思いますが、まだ初心者の場合は「一つのことに集中」すると力を出し切ることができる。
「一つのことを決めてそれに全能力を集中させる」ことで、早い成果が出やすくなるのです!
もし、あなたが花を描きたいなら、花にすべての時間と力を使って描きまくっていくのです。
一つのことに集中すると、他のことで分散している力も使うことができるので、集中力が増し上達が早くなるというわけです。
これは誰にでも当てはまることで、プロの画家たちも自分の得意分野や描きたいテーマに、すべてのパワーと時間をつぎ込んでいる。
自分の本質が個性になる!
本質を見抜ける眼を持つようになると、作品にも自然に「自分の個性」が出始めます。
自分の「本質を見る眼」とを持つというのは、画家になっているということと同じです。
個性というのは自分の見たことを、独自の見せ方で表現するということになる。
絵画的に表現されたその本質から得た感覚で描かれた画面は、普通の人には普段見えていない世界が見え隠れしています。
その世界は不思議に見えることもあるが、鑑賞者の眼を通して感覚的に心に響きわたり共感を抱くことにもなる。
まとめ
画家に限らず、あらゆることにも関係してきますが「本質を知る」ということは大切なことです。
そのためにはそのことについて考えて研究することになります。
考え続けて「本質を見抜く力」が身につけば、あなたは何をやっいても上手くいくようになるでしょう。
芸術的な才能を高めたいならまずは、「一つのことにに集中」することを徹底的にしてみてください。
必ず貴方のレベルに合った成果が出ることになります。
・絵が上手い人たちは、学んだことを時間をかけて実行している!!!
・「ピエロ・デラ・フランチェスカ」 サンセポルクロの高名な息子