絵画制作を長くしていると、
普通に学んだこともマンネリ化して、
自分に合う素材を見つけるようになっていく。
それが自分の芸術を広げるきっかけにもなるので、
気になる下地や使えそうな素材には、
なるべく挑戦して色々試してみると制作の楽しみも増えます。
色々試していくことで自分だけにピッタリの道具に出会えて
表現の幅も広がります。
楽しく絵を描くための素材を見つけよう!
夢中になると新たな好奇心が生まれる
作品制作に夢中になるとどんどん想像力が増していき、
新しい発想やアイデアが浮かんできます。
発見したこと、影響を受けること、などが頭のなかでヒントとなり、
描きたい絵の発想へと繋がっていきます。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2018/09/creative-361103_640-1.jpg?resize=640%2C513&ssl=1)
何気なく浮かんだことは、もしかしたら新しい作品にできる事かもしれないので
いちど試して実践してみることです。
軽いスケッチや水彩画なども作品にできるので、
いかにすれば作品らしい個性が出せるのかを考えてみましょう。
発見と実験を繰り返す
ふと浮かんだアイデアのほとんどは、思ったほどよくなかったりします。
でも、それを改良して実験を繰り返すとなかなかいいものが出来上がっていきます。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2019/01/banking-business-checklist-416322-1.jpg?resize=700%2C467&ssl=1)
いちど失敗してダメだったからと諦めないで、
何をどうすれば正しく使えるようになるのかを何度も試行錯誤みることはとても大事。
何でも上手くやってのけるほとんどの人は、深く考えて何度も諦めず制作すしている。
下地によって絵具の質感が変わる
自分が目指す理想の絵の質感とは
絵画作品には色んな画面の質感がある。
光沢がある画面、艶が少ない画面、確実にマットな画面。
絵具やニスの質感だけでなく、メディウムやコラージュなど、
様々な表現があります。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2018/10/25cbed2bf82c9365ca0b4751816e7d0a.jpg?resize=640%2C395&ssl=1)
自分が描きたい絵はどんな絵なのか、
どのような質感の画面を目指すのかで、
使う道具と下地はそれぞれ違ってきます。
理想の下地は吸収性か非吸収性か
キャンバスの下地でも、油性と水性の2種類があります。
油性、水性、アクリルジェッソによる下地のほかに、
紙、ボード、布、ピグメントを混ぜた下地、板、ステンレス、などにも
描くことができます。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2018/10/3cf101e0919086ab3ecd2709bdbddde5.jpg?resize=497%2C700&ssl=1)
キャンバス以外にも、使える下地は様々なので使う絵具と
表現に合わせて選ぶようにしましょう。
新しい素材で表現してみる
素材と下地と描く絵が合っているのか
描く下地と素材と、描きたい絵の表現が合っているのかはとても大切なことです。
自分が思っている通りの艶消しになっているか、
自分が目指す美しい光沢のある画面になっているのか、
落ち着いた雰囲気の絵にマッチした画面になっているのか、
自分が想像する絵画表現に近づけるためにも
いろんなことを調べて実際に色んなパターンで
描いて実験するようにしましょう。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2020/11/ef7d46ddb69ba16669813023cb2b3875.jpg?resize=700%2C525&ssl=1)
最近私は油彩でとても厚口の紙のボードに作品を描いています。
はじめは筆がかすれてとても描きにくかったのですが、
その紙の材質の特徴を知ることで、今ではとても楽しく描けるようになりました。
絵具の付着と画材の関係性
下地にこだわることは大事ですが、
いざ描いてみると筆が遣えずに絵の具がのりにくいということがあります。
自分にとって描きやすいようにすることはとても大切です。
![](https://i0.wp.com/taesunworld.com/wp-content/uploads/2020/11/53c68d7e68fddda58e2bcb8c9649b716.jpg?resize=700%2C525&ssl=1)
オイルの問題とメディウムの問題で、制作がスムーズに進まないとか、
吸収しにくいなどの問題、乾きが早い、遅い、亀裂などにも注意して道具を選ぶようにすること。
道具と画材の関係性をしっかり理解して制作に挑めるように、
あらかじめ色んな実験はしておくと良いでしょう。
まとめ
絵具、チョーク、パステルなど何で描こうと、
それが自分の思っている作品に近い表現なのかをしっかり確認して
制作していくことは重要です。
習作用の絵だとしてもそれが絵になっているのか、
作品として観れるものなのか、なども考慮に入れて描いていくと、
知らない間にあなたの作品点数は増えているでしょう。
同じ時間を使うなら、作品として残せる絵を描いていくことをおススメします。
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