人の美意識や趣味は変化し続ける

人間の美の感覚は幼い時から、すでに備わっている。

幼い子供にも、自分の好き色や形があるように、自分の感覚でそれを判断して感じています。

それはとても不思議な事のようですが、誰にでも持っている感覚。

成長する過程で人は自分の美意識が芽生え、その美意識により好奇心から固定的な趣味を持つことになります。

あらゆる経験をつむことで、人の美意識は変化し続け、知らないうちに年月とともに新たな美を見つける。

あらゆることを知ることで、それまで見えなかった美も見えてくるのです。

 

自分の美意識の領域を知る

日常生活における美意識のレベル

人の美意識のレベルは、その環境によって違ってきます。

普通に生活していても、周りの人間との関係によってさまざまな影響を受け、それに近い美意識にしか影響されなくる。

日常生活の範囲での美意識は、自分の美意識の領域と考えてもいい。

自分が見て感じたこと、それについての好奇心や感動などが、自分との関係をもたらすことになります。

生まれ持った美の感覚と、子供の頃の好きなものは大人になってもさほど変化しません。

それが基本になり、どんどん新たな美が生まれる。

 

子供の頃から自然に身に着いた美意識

早くは子供の頃に感じたことや美的感動というのは、後の人生に大きな影響をもたらすことが多い。

それは、自分のなかで永遠に育まれる場合と、自然に消えていく場合がありますが、どちらにしてもその美の感動はのちに大きく変容していきます。

幼いころに、誰もが持っている自分だけの大切な物。

それは今でもその人の、美学の軸になっているはずです。

 

自分の趣味は把握している

自分の好きなことや興味がある分野

自分の趣味や興味がある分野は自分しか知らない。

その好みは「いつから」か、「なぜそれが好きなのか」と考えることなどなく、ただその要素と存在や部分などを自分の感覚で好んでいる。

また、知識によって理解することにより、その「美」がさらに美しいことに気がつく。

人が感じる美はいたるところにあり、形がない音楽のような目に見えないものまで存在する。

自分が好きなものや興味がある分野は、その人の人生に大きな影響を与えることにつながるのです。

 

趣味の領域の中での美学

この世の中には数えきれないほどの趣味があります。

その趣味の領域の中で人は、知らないうちに自分だけの美学をみがき続けている。

自然界の中での美やスポーツの中での美、絵画や音楽、モータースポーツ、ファッション、美食など、ありとあらゆる世界の中で、人は自分の美の世界で、その美学を自然に身に着けているのです。

 

若いときと現在の自分

若い時の好奇心と美意識

若い時の好奇心や驚きと感動の大きさというのは、計り知れない情熱を生み出します。

その情熱は、成長することもあれば縮小してしまうこともあります。

若いころの美の感性は、磨くことで独自の進化が期待でき、この世に新たな美を生み出していく。

 

年齢を重ねていくことで変化する美学

若いころ嫌いだった画家の名画が、今では僕のお気に入りになっていることに、自分がいちばん驚いています。

20代の頃の美意識は今も持っていますが、それに加え当時自分が毛嫌いしていた画家の名画に今は習うことが多いのです。

それは、若いころの自分の目が出来ておらず、未熟なためそのその画家の良さを理解できなかったという事になる。

最近では人間的に成長することで、さらに以前では美しいと感じなかったものに感動することがよくあります。

人間の美学は学んで経験をつむことで、無限に変化し続けるのだと感じる。

 

時と共に変化する美学

美意識と人生経験で決まる人間の美学

自分の美意識の世界と、人生経験は大きく密接した関係をもっています

日常で見たものや感じたこと、あらゆる経験などで知らないうちに、人の美意識がそれを見逃していないということ。

自分では意識していなくても、感覚的に感じていることで、いつの間にかそのことはあなたの美学に組み込まれている。

 

学んで新たに知ることで、変化する人間の美学

環境に左右される人間の美の感覚もあれば、自ら学んで新たな事を知ることで、新しい美学を身に着けていくこともできる。

自分の美の意識を成長させたいなら、そのような環境に身をおくようにすることが最も効果的だと思う。

自らそのような環境に身を置き、学び続ければ今までの美的感覚をすべて書きかえることもできるでしょう。

 

年を取ると見えてくる美しいもの

年齢を重ねることで、気づいた美

年齢を重ねることで、以前は感じなかった些細な部分で美を感じることがあります。

年齢と共に目が悪くなっていても、より細かい部分に目が行くのです。

さらに年齢を重ねた人たちには、若い人には見えない美しいものがたくさん見えている人が多い。

その美をどうにか絵にしてみたいと、高齢になって絵を始める日本人が数多く存在します。

 

意識することで広大し続ける美の領域

水の結晶を目にしたことがある人は、この世の最高に「神に近い美」を目にしたことになります。

すべ手の物質の源である水は、「神の化身」だと古代から信じられてきました

その水は、ある時は人の命を救い、ある時は人の命奪います。

我々が日常で普通に暮らしているなかでも、自然の美は全ての美の基本で、未知の領域の美につながっているのです。

そのことを理解すれば貴方の「美の世界」は広大し続けるでしょう。

 

まとめ

自分の美的感覚が良くなく、悩んでいる若い画学生が多い。

ここでお話したように、環境を変化させていくと、自ら理想的な美を作り上げていけるようになっていきます。

見る眼や美的な感覚は、鍛えることでいくらでも成長していくもの。

人の夢や想像力と合わさることで、新たな美の世界を生み出していけます。

自分の美意識がどこから生まれ、日常の何から多く影響を受けているのかをよく考えることも大切ですね。

また、美しいものや自然に身を置き、いろんな体験をしてみることで新しい美意識が芽生えるようにもなると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

テソン

画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。