画家としてレベルアップし続けるために絶対必要な方法とは・・・

「革新」を意味するイノベーションは、「前例のないことを実行する」ことです。

技術革新やシステムの刷新など、社会の変化につながるようなイノベーションのためには、経験よりも直感がモノをいうことが多い。

常に時代の最前線にいるためには必用な要素であり、あなたのなかにもそのイノベーターはいます。

古いやり方を続けるだけでなく、新しい挑戦の可能性を常に探す精神は、画家にも必用とされている。

世の中にあふれている情報と、あなたの「内なるイノベーター」をうまく利用するにはどうすればいいのか。

 

1つの事にとことんのめり込む

絵を描くには、自分の表現方法を探さなければなりません。

1つはテーマ、もう1つは画法。

それには、自己追求をする必用があります。

★まず3つのことから始めてみよう。

・自分が興味ある分野にとことんのめり込む。

・一つのテーマに頭までどっぷり浸かる。

・本を読み、人の話を聞き、独自で調査する。

なぜそれに興味があるのか、なぜこの方法で描いていきたいと思うのか、何が自分を駆り立てるのかを意識しよう。

そうすることで、人を引きつける作品や、絵画的に素晴らしい内容、絵画表現に求められる要素が見えてきます。

 

ビジュアル化する

今はまだその時じゃなくても、自分が理想とする未来を想像してみることです。

★もし、自分の作品が市場で販売された場合をイメージしてみる。

・あなたのアート作品は、市場にどのように受け入れられるか。

・芸術的な評価を得ることができるか。

・鑑賞者や購入者はどのように感じるか。

・コレクターのあいだでの評価。

・作品の品質に問題はないか。

・顧客を引きつけるクオリティーはあるのか。

この訓練を積むことによって、目標をもっとも効率的に達成するための手がかりが、あなたの心の中に浮かびます。

 

人と違うことをする

ライバルがしているからといって、それと同じことをしてはいけない。

絵画を研究するのと、作品を真似するのはまったく別のことです。

自分が世間をリードするつもりで、今まで誰も考えたことも表現したこともないユニークな発想をしてみよう。

芸術とは、自分の中の美の発想を表現することです。

その方法は、あなただけの方法です。

 

ファンやコレクターの身になって考える

絵を購入してくれる顧客、あなたを応援してくれるファンやコレクターはあなたに大きな期待を持っています。

あなたの作品に感動して、共通の美意識、共通する内面、共通する感覚を信じて、さらなる活躍を応援してくれる存在。

★あなたは、ファンやコレクターの身になって制作を続ける決意をしなければいけない。

・ファンとコレクターに感謝する。

・絵の質を落とさないようにする。

・顧客をがっかりさせない。

・誠実な対応を心がける。

・活躍の質を上げていく。

・さらにいい作品を描けるようにレベルアップする。

 

過去の最善の決定に注目する

人間には、どうしても意思決定しなければならない時があります。

どんな人にも一度は経験しているはず・・・

★以前に、大成功したアイデアを思いついた時のことや、自分に的確な判断をくだせたことなどを思いだしてみる。

・そのときどんな気持ちになったか。

・心と体に何かを感じたか。

・それがどうして正しい判断だとわかったのか。

革新的なアイデアを思いついた時の感覚がわかっていれば、直感の訴えを見逃さずにすみます。

最悪な状況の時も、同じように考えるといい。

 

「ありえない空想」をしてみる

無謀ともいえる夢を実現することができたら、あなたはの人生はどのように変化するでしょう。

一見、不可能なことほどいいし、何かとんでもないシナリオを考えてみる。

あなたはどのような評価を受け、どのような賞をもらうのでしょう。

真っ先に自分の芸術作品を認めて欲しいのは誰か。

実現可能なアイデアだけに意味があると思いがちですけど、そのために直感の声がかき消されてしまっていませんか?

 

自分にお金を惜しまず投資する

革新的なアイデアが出ても、それを実行するためのの予算がない、または専門分野を勉強するためにお金を使いたがらない人は多い。

ですが、そのアイデアやスキルを自分の物にするには、先行投資するほかありません。

というより、それを僕は勧めます。

自分の大切な芸術には、お金を惜しまず投資する価値は十分あります。

今思うことをしなければ、あなたは一生後悔するはずだからです。

何でもやらないより、やってみる方がいい。

まずは、自分にとっての革新的なアイデアを、実現するための手段をリストアップすること!!

 

「新しい自分」を想像してみる

「自分はこういう人間」というラベルを捨て、いつもとは違うことをする。

★仕事でも私生活でも、勇気を出して冒険してみましょう。

・あらかじめ決められた安全地帯から外に出てみたとき、どんな気持ちがするのか。

・「新しい自分」はどんなアイデアを思いつくのか。

・そして、あなたはこの先どんな新しい作品を描くのか。

これをくり返すことで、未来のあなたは完全に違う自分になっている。

 

創造力のファンタジーを駆使する

「革新的」なことをやろうと思ったら、みんなからバカ呼ばわりされるのを覚悟しなければなりません。

どんなくだらないことでも、平気でする人が素晴らしい結果を出しています。

イギリスの風景画家ターナーは、当時では考えられなかった技法を使い、19世紀の人達にはまったく理解できない手法で、空気、大気、風、光を表現します。

その描き方は、現代絵画のように画面に色彩を塗りたくったように見え、当時の人達をたいへん驚かせました。

批評家たちも独創的なその表現力に、どう評価していいのかわからなかったようです。

理解できない感覚の作品でしたが、反面その美しい世界に心が感動する不思議な体験を、多くの鑑賞者が味わったのです。

 

無関係なものと結びつけてみる

今あなたは、解決しなければならない問題について考えています。

まず、部屋中見渡して、何でもいいので目にしたものを選ぶ。

「今の問題と、この物質はどこが似ているか」と考えてノートにアイデアを書いてみる。

こうすることで、一見、無関係の物同士を結び付けることができるようになります。

そうすれば、問題は別の観点から眺められ、独創的なアイデアが生まれるでしょう。

アイデアというのは、ほんの些細なことから生まれるのです。

 

「いびつなアイデア」にこそ偉大な可能性が秘められている

革新的な答えが綺麗にまとまった形で、出てくることはあまりありません。

最初は、でたらめで、矛盾をはらみ、予測不可能な形をしていることがあっても、すぐに見捨てないことです。

青虫が綺麗な蝶になるように、アイデアも思いがけない変身をすることがある。

思いついたアイデアは、失敗を繰り返してある時、何らかのヒントを付け加えることで完成します。

「失敗作」に秘められていた可能性に目をつけることが、革新的な名作の誕生につながる。

 

人生を思い切り楽しむ

楽観的に生きている人の方が直感を得やすい。

気持ちを切り替えてたいときは、思い切り遊んだり、どこか旅行に出かけたりして、日常の嫌なことや辛いことを忘れることをするといい。

ユーモアのセンスがなかったとしても、友人と楽しむことで笑うことを増やす機会ができるだけでも、自分の心の方向をを切り返すきっかけになります。

どうしても、画家というのは仕事に集中すると、そのことばかりになりがちです。

外に出れば、ふとしたことがきっかけで、制作の新しいアイデアが浮かぶかもしれません。

僕は24歳のころ猛勉強していたのですが、「先生に逆にもっとたくさん遊びなさい」と助言されたことがありました。

 

まとめ

画家は、常に学び描き続けなければなりませんが、人間ですので落ち込んだり疲れてしまう時もあります。

画家として活躍すればするほど、プレッシャーというものを感じていくことでしょう。

ですが、自分の中にあるもう一つの可能性に気づいていれば、冷静な判断ができ成長していけます。

現在、過去、未来の自分を想像して、もっと素晴らしい環境で制作していけるように自分の力を信じてほしいと思います。

・絵を「才能」だけで描いていける人になるには・・・

・絵画の変遷とその背後

・最終的には自分流を目指そう!!

・絵画の質感表現とは・・・

・ラファエル前派の魅力

・人は価値ある絵にお金を払う!!!

・画家は「本質を見抜く力」が必要だ!!

・絵が上手い人たちは、学んだことを時間をかけて実行している!!!

・絵を描き続けるには強いメンタルが必要!!

・価値を生むアートと世界市場

・「絵画」は「美」の「宇宙」とつながっている

・「カナレット」ヴェネツィアの風景画家

・「油絵の描き方」を知れば独自の「スタイル」を作り上げることができる

・圧倒的な美の世界を創造しよう!!!

ABOUTこの記事をかいた人

画家活動をしています。西洋絵画を専門としていますが、東洋美術や歴史、文化が大好きです。 現在は、独学で絵を学ぶ人と、絵画コレクター、絵画と芸術を愛する人のためのブログを書いています。 頑張ってブログ更新していますので、「友達はスフィンクス」をよろしくお願いします。