コレクターがアートを買う理由とは、どのようなもにのなのでしょう?
そして今の社会の中での、アートの役割はどのように考えられているのか!?
コレクターの若手アーティストに対する期待とは…?!
コレクターはお金のためにアートを買う
コレクターは税金対策と投機目的も考える
日本でも絵画を経費として計上できるようになり、節税にもなるので大手企業などは好きでもない売れ筋の若手アーティストの作品を買い集めて、10年くらいたって何十倍になったら売却するということはよくあります。
コレクターはアートを自慢するために買う
欧米では、大きく稼いだら社会に貢献するべきだという考え方があるので、文化芸術にお金を使うのが成功者が社会に貢献していることをしめせるし、巨大すぎる家を埋めるのにアートを買う人もいます。
アートを所有することは文化人であることをアピールできるのと、有名な作品を所有する自分を自慢と話のタネにもなります。
事実、無名の画家を発掘した、コレクターはアーティストの成功で自分の美意識と作品を見る目を、後に人々から評価されます。
コレクターは美を発見した前と後では大きな違いを感じている
現代アートが与えてくれるものは非常に大きく、その影響力は私たちの生き方にまでかかわってくるといいます。
認識している世界を広げることはアートの役割の一つで、アートファンのほとんどがアートに社会を変えてくれる強い力を求めています。
そしてアートの中の美を発見して何かを感じ取った時、新しい自分の中から何かが生まれたような気分になるのです。
我々は何世紀にもわたりアートと共に、新しい社会を作って発展してきました。
コレクターは予測を超えたものに出会うことを期待している
今までの世界を全く変えてくれるものや、自分の世界を丸ごとひっくり返してくれるものを求めています。
絵具のかたまりやゴミのような作品の中にも、人は「美」があることに気づきます。
「美を見つける」そのような感覚は、自然に人の心の奥に、誰もが持っているものなのです。
コレクターはアーティストを応援して作家と一緒に成長する
コレクターは若手アーティストの純粋さを感じるとる。
あるレポーターが巨匠サルバドール・ダリにインタヴューしました。
「これから画家を目指す若者にあなたは何を求めますか?」と尋ねるとダリはただ「純粋」と答えたというお話があります。
この「純粋」簡単に答えているようですが、すごく重く深い意味が込められています。
巨匠自身の若き日の自分を思い返して、ダリ自身が気づかなかった画家にとって一番大切なものだったのでしょう。
(僕が昔描いたテンペラ画)
コレクターはアーティストの自信をつける
作家というのは、誰でも売れない頃はなかなか自信がつかないものですが、一人でも自分の作品を購入して、自分の世界や思想に共感してくれる人が応援してくれると、作家も徐々に自信がついていきます。
コレクターは自分が見込んだアーティストの成長と作品を誰よりも、まじかで見ることになっていきます。
コレクターは作品と一緒に誰かの人生のために投資する
コレクションするアーティストの作品は、自分だけが見て所有するわけではありません。
絵を見て感動したり共感する人々の人生にもコレクターはかかわっています。
あなたも誰かのために何かできます。
(グループ展の作品)
コレクターは画家にとって大切なのは誠実さだと信じている
絵と作家の性格は違うこともあります。
絵はよくても、アーティスト自身が信用できない人柄では、コレクターもがっかりすることもあるようです。
プロのコレクターは画家の「誠実さ」を、一番大切だと考えているのです。
(僕の絵)(珪藻土と油絵具)
コレクターは歴史的スターを作る
コレクターの一番の夢は、「自分の応援してきた作家」を歴史的アーティストに育て上げることです。
芸術の仕事に貢献して、世の人々に素晴らしい美の財産を残せることは、この上ない人生の喜びになります。
(グループ展)
まとめ
コレクターが絵を買う理由は、それぞれ違います。
ほんとうに好きだっから買う人、投機目的で買う人、人生の幸せのために買う人、作家を応援する人、社会貢献を目指す人、とざまざまですが、芸術に携わる喜びを知る人は、人生をより広く美しく見る目と、心を持ち合わせていると思います。
美についての関心を持てるというのは、人間に与えられた特権です。
あなたにとって、アートがある素晴らしいくらしを目指すことは素晴らしいことです。